あるオナ猿の物語
「また、やっちまった・・・」
薄暗い個室、自分の手のひらを見つめながら男はつぶやいた。
手のひらにべっとりとこびりつく白い液体。
「それ」を間抜けな顔をしながら必死で出そうとしていたことを思い出す。
もう二度としない。そうつぶやいたのは何度目か?
男は後悔を繰り返す。何が悪かった?
シコる前は絶倫主人公になった気分で「今日は12回シコるぜ!!」と意気込みながらエロ漫画と動画のタブを15タブ開いていた。
だが、男は普段運動もせず、日々をネットとゲーム、仕事で摩耗するだけの運動不足代表のような奴。当然、射精後は1回でいいやという気分になる。
エロ動画の大量に開いたタブを全部閉じる。
タブを消すことで悪霊退散した気分になる。
ズボンを上げ、ベルトを締める。もう二度とやらない。
男は寝た。この時夜中2時半。
そういいながら翌日を迎える。午前11時。そして朝起きてtwitter、気になる絵師、エロGIFをチェック
「うわあ~ショタの赤ちゃんプレイ射精もいいが、オーグになって女騎士のスポーツボディに種付けしてえなあ~」そう男はつぶやき検索
開く、負の無限ループ。ちょっとぐらいいいよな。すぐ閉じるし。
検索後、下半身ビンビンになる。そして、ティッシュを取り出す。
男はその日も、貴重な休日を両方とも失った。会社は完全週休二日制だが、下半身は24時間営業だった。
オナ猿がシコってしまった原因分析
この流れ、だれもが経験したことがあるだろう。当然、私もある。
このたとえ話で一番の原因はどこにあるだろう?
オナニーしないためにシコらないと決心する。これは別にかまわない。
夜寝る前にエロ漫画を読んだり、気軽に朝起きてtwitterを開いたり、エロ動画や漫画を見たりしていることが一番の原因になっているのだ。
人間は性欲を断ち切ることは100%不可能だ。だが、性欲は何もしていないときにおこるわけではない。
先ほどの物語に出てきた「男」、彼は自ら性欲を暴走させるトリガーを発動させてしまっている。
朝起きて「自ら」twitterを開き、シコって昼発射。これじゃいけないと思い午後4時から6時まではソシャゲをして気分を紛らわせる。
そして、風呂飯済ませて11時にベッドイン、そのままスマホでゴロゴロしながらエロ漫画を読む。検索タグはいつも同じ。
このような生活をつづけながら行きつく人生はなにか?
考えなくてもわかる。絶対によくならない。話が脱線しかけたが、要するに1日の半分をスマホでのエロ検索に費やしていることが最大の原因なのだ。
オナニーで失う、最ももったいないもの
オナニーでは様々なものを失うと言われています。たとえば、コミュ力であったり、美貌(ニキビだらけ、ハゲ)だったり、時間だったり、体力、気力だったり
上げ続けると日が暮れます。それだけで1日が終わります。オナニーで失うものとは?まるで哲学です。
哲学は答えがありません。ずっと考え続けることになります。もし仮に偏差値80の日本オナ禁大学というのがあったとして、そこの教授に聞いても教授は「いろいろ失うんじゃね?」としか答えてくれないでしょう。
オナ猿を身をもって体験し続けた「男」はとうとう悟るでしょう。あ、これがソクラテスの言っていた(無知の知)であると。
そうです。答えを求めて自問自答し続けても答えが出ないんです。時間の無駄なんです。オナニーをすると、後悔と賢者タイムによる思考、そして性欲に突き動かされ続けることになります。
射精してお金をもらえるのはAV男優ぐらいです。かといって「男」にはAVに出る勇気すらないから、まさに時間の無駄になります。
長時間オナニーし続け、オナニーが生きがいみたいになってくるとアウトプットすらしづらくなります。その時間でゲームをしたり、投資を学んだ人はプロになれるぐらいオナニーで時間を失っています。
時間を失うこと
画家は絵を書き、ブロガーは文章を書く。オナ猿はマスを書く。
オナ猿は将来何物にもなれません。
何物にもなれず、結果人生の選択肢がサラリーマン(誰でもできる仕事)になって週末をオナニー、月1のパチスロで過ごす没人間になるしかない。
これがオナニーの怖さなのです。
もう二度とオナニーしないために~対策~
オナニーすることの怖さがわかったでしょうか?
何物にもなれないことが一番のリスクなのです。
私はオナ禁研究家として、2019年に絶対にオナニーしない最良の方法を思いついたので、今年はこれを実践していきます。
①早寝する
平日はほとんどシコっていないことから得た着想。単純に平日に早く寝ていると夜にエロ同人を読まなくなったから。
ピンクインターネットの世界から切り離すことが重要。
②twitterを「眺める」時間を減らす
twitter、これが一番「何物にもなれない」人間を量産する原因だと思います
twitterではよく、エロイラストが流れてきて、それを見てシコってしまい、1日中自責の念に駆られながら生活するということが往々にしてあります。
このようなことが起きないように、意識的にスマホから離れる。もっと言えば、物理的な距離をとることでtwitterを極力見ないようにするということができるようになります。
twitterはあくまで情報収集のツールですが、見すぎるのも毒になります
見る時間を決めるというより、できるだけ離れる。もっと言えば、twitterに義務感を感じるぐらいに最初は突き放す方がいいのかもしれません。
まとめ
散々長いこと書いてきましたが、ようするに
オナ禁=エロ禁
ということになります。無からシコれる人間はこの世にはいません。大体は「エロ」というトリガーがなければ絶対にシコれないように人間はできています。
エロを突き放し、オナニーと完全に決別し充実した「何物かになる」人生を2019年は歩みましょう